各国を代表する選手が揃うワールドベースボールクラシック(WBC)。今回は大会史上最多の20ヵ国が参加します。第1ラウンドではA〜Dグループに5チームずつ分かれての総当たり戦。日本はB組(東京ラウンド)に入り、中国、韓国、チェコ、オーストラリアと戦います。
上位2チームが東京、アメリカで行われる決勝トーナメント進む。この記事では対戦国とのWBCでの対戦成績やキープレイヤーを紹介していきます。
この記事では以下のことをまとめています
◆第1ラウンドで戦う
韓国、中国、チェコ、オーストラリアを紹介
◆決勝ラウンドで戦うことが予想される
アメリカ、キューバ、ドミニカ共和国を紹介
3/9 中国代表
日本が初戦で対戦する中国代表。両親が中国で出生したことや、実父が日本への移住後も中国の国籍を保有していることで、元ソフトバンクの真砂勇介選手がメンバー入りしたことでも話題となった。WBC過去大会は過去4回とも出場している中国代表。過去の大会はいずれも第1ラウンド敗退となっている。
日本とのWBC対戦成績
2006年 第1ラウンド 日本18-2中国
2009年 第1ラウンド 日本 4-0中国
2013年 第1ラウンド 日本 5-2中国
2017年 第1ラウンド 日本 7-1中国
◆主なキープレイヤー
・朱権投手(チェ・グォン KYウィズ 27歳)
2020年 リーグホールド王
・アラン・チャン・カーター投手(エンゼルス 25歳)
190cm 最速156キロ
・真砂勇介 (元ソフトバンク 28歳)
通算6年 180試合に出場
打率2割1分9厘、3本塁打、16打点
3/10 韓国代表
サッカーでも野球でも燃えるのが日韓戦。今大会の第1ラウンドもこの韓国戦が山場だろう。多くの予想家がダルビッシュ投手を先発として予想しているほど。パイレーツに所属するMLB通算61本塁打を記録している崔志萬選手の招集は所属チームの意向により見送られたが実力者が揃う。MLBでプレーする金河成選手やT・エドマン選手の招集に成功。将来メジャーでプレーすることを夢見る李政厚選手も招集された。近2大会は第1ラウンドで敗退しているためなんとか決勝トーナメントを目指したい。
日本との対戦成績
2006年 第1ラウンド 日本 2-3韓国
2006年 第2ラウンド 日本 1-2韓国
2006年 準決勝 日本 6-0韓国
2009年 第1ラウンド 日本 14-2韓国
2009年 第1ラウンド 日本 0-1韓国
2009年 第2ラウンド 日本 1-4韓国
2009年 第2ラウンド 日本 6-2韓国
2009年 決勝 日本 5-3韓国
◆主なキープレイヤー
・金河成 (パドレス 27歳)
2022シーズン
150試合 打率2割5分1厘、11本塁打 59打点
・T・エドマン (カージナルス 27歳)
2021年 ゴールデングラブ賞
2022シーズン
153試合 打率2割6分5厘、13本塁打、57打点
・李政厚 (キウム・ヒーローズ 24歳)
KBO2022シーズン
142試合出場 打率3割4分9厘、23本塁打、113打点。
KBO通算6年
798試合出場 打率3割4分2厘、59本塁打、470打点
3/11 チェコ代表
今大会が本大会の初出場となるチェコ代表。これまでは予選敗退が続いていたが2022年に行われた予選A組に参加して初戦はスペインに大敗するもその後のフランス、ドイツに連勝。決勝で再びスペインと対戦して3-1で勝利して本戦初出場を決めました。チェコ代表位は、MLBアスレチックスで通算551安打を放った実績のあるエリク・ソガード選手がいる。
※WBC本大会初出場のため対戦実績なし
◆主なキープレイヤー
・エリク・ソガード
MLB通算11年
815試合出場 打率2割4分6厘、26本塁打、187打点
2022年はプレーせず。
3/12 オーストラリア代表
メジャーリーガー不在の国内リーグとマイナーリーグで結成されたオーストラリア代表。監督を務めるのは、中日ドラゴンズでプレーしているデービッド・ニルソン氏(ディンゴ)。ホワイトソックスで守護神として活躍しているヘンドリックスの招集は、がんを発症したため召集ができなかった。11月の侍ジャパンシリーズでは2戦2勝している日本代表だが、オーストラリアはまだシーズン前だったため調整期間に入っていた。3月のWBC本大会ではシーズン中のため本来の力が見られそうだ。
2017年 第1ラウンド 日本4-1オーストラリア
◆主なキープレイヤー
・ティム・アサートン (キャバルリー 33歳)
2017年の第4回WBC大会で日本戦で先発。
4回を投げて無失点に抑えている。
・アーロン・ホワイトフィールド (エンゼルス)
2022シーズン マイナー成績
打率2割6分2厘、9本塁打、38打点を記録している。
アメリカ代表
史上最強と呼び声の高いアメリカ代表。前回大会に続いて2連覇を狙うアメリカ代表のメンバーは、日本にとって驚異だろう。打線では、キャプテンのマイク・トラウト選手、ナ・リーグMVPのポールゴールドシュミットなどビックネームが並ぶ。投手陣では、サイヤング賞を3度も獲得しているクレイトン・カーショウ投手や巨人で3年間プレーして日本野球をよく知るマイルズ・マイコラス投手も選出されている。日本が優勝するためにはこの最強のアメリカと倒さなければならない。
2006年 第2ラウンド 日本3-4アメリカ
2009年 準決勝 日本9-4アメリカ
2017年 準決勝 日本1-2アメリカ
◆主なキープレイヤー
・マイク・トラウト
シーズンMVP3回(2014年、2016年、2019年)
2022シーズン
119試合出場 打率2割8分3厘、40本塁打、80打点
・ポールゴールドシュミット
シーズンMVP1回(2022年)
2022シーズン
151試合出場 打率3割1分7厘 35本塁打 115打点
・クレイトン・カーショウ
サイ・ヤング賞:3回(2011年、2013年、2014年)
2022シーズン
22試合登板12勝3敗 防御率2.28
キューバ代表
メジャー選手の出場が今大会から解禁となり、ホワイトソックスのルイス・ロベルト外野手などが選出された。日本でプレー経験を持つ元ソフトバンクのデスパイネ選手やグラシアる選手も選出された。投手陣では、ドラゴンズで8回、9回を務めているロドリゲス、マルティネスを揃って選ばれており、日本代表にとってやりにくい相手となるだろう。
日本とのWBC対戦成績
2006年 決勝 日本10-6キューバ
2009年 第2ラウンド 日本5-0キューバ
2009年 第2ラウンド 日本6-0キューバ
2013年 第1ラウンド 日本3-6キューバ
2017年 第1ラウンド 日本11-6キューバ
2017年 第2ラウンド 日本8-5キューバ
◆主なキープレイヤー
・ルイス・ロベルト(ホワイトソックス)
2022シーズン
98試合出場、打率2割8分4厘、12本塁打、56打点
・ライデル・マルティネス
2022シーズン
56試合登板 4勝3敗39セーブ、防御率0.97
・ジャリエル・ロドリゲス
2022シーズン
56試合登板 6勝2敗39ホールド、防御率1.15
ドミニカ共和国代表
2013年に8戦全勝で初優勝を飾ったドミニカ共和国。2022シーズン、17勝をあげたアストロンズのランバー・バルデス投手やホセ・ラミレス選手は外れてしまったがそれでもメンバーは揃った。2022シーズンサイヤング賞を獲得したサンディ・アルカンタラ投手やパドレスのマニー・マチャド選手などが選出された。
日本とのWBC対戦成績
※WBCでの対戦経験なし
◆主なキープレイヤー
・サンディ・アルカンタラ (マーリンズ)
2022シーズン
32試合登板 14勝9敗、防御率2.28
・マニー・マチャド (パドレス)
2022シーズン
150試合出場
打率2割9分8厘、32本塁打、102打点
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