2022シーズン5位で終わった広島カープ。2016年〜2018年まで3連覇を果たしていましたがそこからはBクラスを彷徨うシーズンが続いています。2022シーズンも66勝74敗3分に終わっています。
やはり鈴木誠也選手が抜けた穴が大きかったか。交流戦では5勝13敗と大きく負け越し。この交流戦の借金がなければシーズン通して借金0だったのです。
2023シーズン、新たなに新井貴浩監督を迎えて心機一転。2018年以来の優勝を目指します。
新井監督が就任したことで血の入れ替えを決断。ドラ1戦士である白濱裕太選手や安倍友裕選手を含む8選手に戦力外通告。丸佳浩選手の人的補償として2019年に移籍してきた長野久義選手を巨人へ無償トレードで放出するなどチーム改革に動く。
ドラフト会議では、将来のエース候補である斉藤優汰投手、即戦力投手である益田武尚投手、河野佳投手、長谷部銀次投手と投手陣を厚く補強。新外国人としてメジャー通算54本塁打のマット・デビッドソン内野手を獲得。現役ドラフトでは左の戸根千明投手を獲得するなど来シーズンに向けて体制を整えています。
この記事ではアフリエイト広告を利用しています。
この記事では以下のことをまとめています。
・2023年広島カープ開幕スタメン予想
・2023年広島カープ先発ローテーション
・投手陣の戦略分析
・野手陣の戦略分析
・2023 広島カープ戦略分析
新井新監督の就任により、FA宣言をチラつかせていた、西川龍馬選手と野間峻祥選手が残留。1年契約というところが気がかりであるが、新井監督にとっては嬉しい限りだろう。打撃を買われて複数ポジションを守っていた坂倉将吾選手がキャッチャーに専念すると公言。チーム打率:257はリーグ1位、得点数552もリーグ2位を記録している。本塁打20本以上の選手が一人もいないあたり、期待したいのが新外国人のデビッドソン選手。メジャー通算54本塁打の大砲候補で2020年には秋山翔吾選手とチームメイトだったためチームに溶け込みやすい。
新井監督は打線のキーポイントとして1,2番の出塁率を重視。足を絡めた攻撃をしたいと語る。2022シーズンのチーム盗塁数は、リーグワーストの26個。リーグでダントツに少ないこの盗塁数をどう改善するかにも注目したい。
投手陣を見てみると、チーム防御率3.54をリーグ5位。先発とリリーフの内訳は、先発の防御率3.66、リリーフ防御率3.32と、どちらもリーグ5位の成績。投手陣の整備についてレジェンドである黒田博樹氏がアドバイザーに就任。1軍2軍を満遍なく指導する方針。どのような指導をするのか期待が集まる。先発陣は、大瀬良大地投手と森下暢仁投手を軸に回していく。守護神には、栗林良吏投手がおりどのように栗林投手に繋いでいくかが鍵になる。
2023 広島カープ開幕スタメン予想 最新版 2023/3/29
1番(遊)小園海斗
2番(右)野間峻祥
3番(中)秋山翔吾
4番(一)マクブルーム
5番(左)西川龍馬
6番(三)デビッドソン
7番(捕)坂倉将吾
8番(二)菊池涼介
9番(投)森下暢仁
オープン戦16試合4勝9敗3分、最下位に沈んだ広島カープ。最終戦3分けを挟んでの連敗を7でストップさせたがスタメンや勝ちパターンを固定できず、不安を抱えたままのシーズンインとなった。オープン戦は全16試合で16通りの打順を試した。
オープン戦チーム打率2割2分3厘、やはりチームの打撃力向上がチーム浮上のキーか。昨シーズン途中から日本球界に復帰した秋山選手が本来の力を示せば打線に厚みが出る。新外国人のデビッドソンが6番でしっかり働けば強力な打線になるだろう。
それでもWBCで怪我をしてしまった栗林投手が復帰。まだ万全な状態ではないが守護神の復帰は素直に喜びたい。投手陣としては一刻も早く森下投手の復帰なくては厳しい戦いになる。
・2023 広島カープ開幕スタメン予想 2022/12/31
2023年開幕スタメン
1番(右)野間峻祥
2番(遊)小園海斗
3番(中)秋山翔吾
4番(一)マクブルーム
5番(左)西川龍馬
6番(三)デービッドソン
7番(捕)坂倉将吾
8番(二)菊池涼介
9番(投)森下暢仁
2023年1/1時点ではこのメンバーが候補だろう。
ポジションごとに見ていきたい。
◆キャッチャー
◎坂倉将吾
○會澤翼
新井監督の就任により、坂倉選手をキャッチャーで固定する構想を明かしています。2022シーズンは打撃を買われてサードで主に起用されていましたが新井監督は、會澤選手との競争させる方針。基本的には、捕手専念で、スタメンマスクを被らない場合は、他のポジションを守らずに代打待機が濃厚となっている。坂倉選手も捕手としてのこだわりが強く、ポジション争いに燃える。朗報なのは、3連覇に貢献した石原慶幸氏の現場復帰が決まっている。坂倉選手が一本立ちすれば10年は捕手としてやれるだろう。2022シーズン打率ランキング9位の坂倉選手が抜ければ痛手。新井監督の期待に応えたい。會澤選手も黙っていない。2022シーズンは、98試合に出場するも、盗塁阻止率1割8分は、リーグワーストとなった。契約更改では4000万ダウンと厳しい査定。しかし投手陣からの信頼が厚い會澤選手と坂倉選手との熾烈なレギュラー争いに注目したい。
◆ファースト
◎マクブルーム
○堂林翔太
▲末包昇大
マイナー通算134本塁打の実績で挑んだシーズン。打率272、17本塁打、74打点を記録。日本野球に苦しむ助っ人外国人が多い中、適応したシーズンだった。しかし本人は不本意なシーズンと妥協していない。少なくとも20本塁打は打ちたいと2023シーズンに向けてやる気を見せる。4番を任されることが濃厚なマクブルーム選手の2年目が始まる。
対抗には、どこのポジションでも良いから試合に出たいと語る堂林選手。2022シーズンは、101試合に出場してチーム2位の勝利打点数をマークするなど勝負強さが目立った。ファースト、サード、外野と貪欲にポジションを狙う。
末包選手はプロ1年目ながら初本塁打をマークするなど持ち前の長打力をアピール。外野の一角を狙いたいが2022シーズンでも守りについたファーストも狙う。
◆セカンド
◎菊池涼介
○羽月隆太郎
2023年が4年契約4年目となる菊池選手。10年連続のゴールデングラブ賞も受賞しており、11年連続を目指す。新井監督の就任の際、菊池選手は、「若手との良いパイプ役になって、コミュニケーションを取りたい」と語っており、新井監督を支えることを決意。33歳を迎えるベテランが優勝へ向けてチームを引っ張る。来シーズンセカンドでレギュラーを狙う羽月選手。「キクさんを超えたいだけ」と意気込む。新井監督も期待を寄せる。
◆サード
◎デービッソン
○上本崇司
▲林晃汰
大リーグ通算54本塁打を放った実績を持つ、デービッドソン選手を獲得。坂倉選手が捕手に専念することになりサードが補強が急務だったが、チームに必要な長距離砲を獲得した。いち早く日本の野球に慣れるかが鍵となる。新外国人補強で煽りを受けたのが上本選手。32歳の苦労人は2022シーズン、自己最多の94試合に出場、プロ初本塁打を放った。サードだけでなく、貪欲にポジションを狙う。スラッガー候補の林選手にも期待したい。
◆ショート
◎小園海斗
○矢野雅哉
根尾選手、藤原選手が1軍の壁に苦しむ中、ショートのレギュラーを掴んだ小園選手。プロ4年目の2022シーズンは、127試合に出場、打率:266、7本塁打、38打点をマーク。13個のエラーの改善と新井監督の掲げる機動力野球復活へ盗塁数を増やす。2022シーズン、自己最多の55試合に出場した矢野選手がレギュラー奪取へ闘志を燃やす。守備面と走塁面は1軍レベル。打撃を磨いて小園選手とのハイレベルなレギュラー争いを繰り広げたい。
◆レフト
◎西川龍馬
○宇草孔基
新井監督が就任したことでカープに残留することを決めた西川選手。2022シーズンは怪我の影響もあり97試合に出場に終わった。それでも打率315、10本塁打、53打点と打線をけん引した。新井監督を胴上げするためチームを引っ張る。45試合、打率205に終わった宇草選手にも期待したい。
◆センター
◎秋山翔吾
○大盛穗
シーズン途中から新しい刺激が欲しいと古巣の西武ではなく、カープを選択した秋山選手。移籍後は、3番に定着して44試合、打率265、5本塁打、26打点をマーク。秋山選手が3番に座ったことで打線に厚みが出たことは確か。35歳を迎える2023シーズンだが、1年間安打製造機の力を見せつける。秋季キャンプから新井監督から指導を受ける大盛選手にも注目したい。
◆ライト
◎野間峻祥
○中村健人
西川選手と同じく、カープ残留を決めた野間選手。2022シーズンはコロナの影響もあり、85試合の出場だったが打率は312をマーク。カープのリードオフマンとしてチームを牽引した。新井監督がキーマンと指名する野間選手。機動力野球の中心となるのは、間違いなく野間選手だろう。7盗塁に終わった野間選手がどれだけ盗塁を増やせるかに注目したい。
ルーキーイヤーで63試合に出場、プロ初本塁打を含む3本塁打をマークした中村選手。待ち前の元気の良さでベンチを盛り上げる姿もチームに欠かせない。レギュラーも狙う。
・2023年広島カープ先発ローテーション
◆予想先発ローテーション
1 森下暢仁
2 大瀬良大地
3 床田寛樹
4 九里亜蓮
候補、森翔平、遠藤淳志、野村祐輔、アンダーソン、玉村昇悟、益田武尚、河野佳
森下投手、大瀬良投手、床田投手、久里投手は確定としたい。森下投手、床田投手は怪我明けだが開幕までには間に合う見通し。森下投手のみが10勝をマーク。優勝するためには、もう二人10勝投手が欲しい。大瀬良投手は、8勝を挙げているが防御率が4点台と立て直しが必要。投手が揃うチームならば、候補に格下げだがこれまでの実績を考慮すると先発ローテーションに入ってもらわないと数が足りない。夏場にバテた印象があり、スタミナ面をどう改善してくるのか注目したい。
先発が足りないからこそ、即戦力投手として獲得した益田投手、河野投手が先発ローテーションに入ってこれるかどうか。熾烈な先発ローテーション争いとなる。
◆リリーフ陣
長谷部銀次
戸根千明
栗林良吏
ニック・ターリー
森浦大輔
ケムナ誠
矢崎拓也
松本竜也
塹江敦哉
絶対的守護神である栗林投手にどう繋ぐかが鍵。その中でも現役ドラフトで戸根投手を獲得できたのは大きいだろう。森浦投手、ケムナ誠投手、矢崎投手から栗林投手に繋ぎたい。8回を任せらるのは矢崎投手か。2022シーズン47試合に登板、防御率1.82を安定感抜群。リリーフ陣はメンバーを見ても揃っており、先発陣をどう立て直すかが急務だろう。
コメント
コメント一覧 (2件)
戸根千明
九里亜蓮
塹江敦哉
指摘して頂きありがとうございます。修正させて頂きました。
今後とも何卒よろしくお願い致します。